「マイクを使ったゲームを作ろう」のレポート
2015/11月に三重県津市で開催したマイクを使ったゲームづくり、子ども向けプログラミングワークショップ「マイクを使ったゲームを作ろう」の様子。
経験/未経験者 計20人でプログラミングを体験しました。
来ていただいた人数と年齢
ゲームだからなのか、プログラミング教育ブーム?の影響なのかわかりませんが、申込者も多く参加者は小3~中1年生の計20名。スタッフは計9名でおこないました。
やったこと
初心者コースと経験者コースの2つに別れ、Scratchを使用しマイクをコントローラーにしたゲーム作りを行いました。
初心者コース
前半はねこ逃げをベースにScratchの基本操作、ゲーム作りをおこない、後半の改造の所でスクラッチカードやマイクを使いアレンジを楽しみました。
- ねこから逃げろ / 阿部 和広 (CC BY-SA 3.0)
http://swikis.ddo.jp/abee/77
経験者コース
Scratchの基本的な使い方などは知っているので、座標の概念を説明してから、マイクの音量で波形を書き、これを使ってどんなゲームが作れそうかを考えてもらいました。
意見の中から、シューティング/よけゲーなど作りたいゲーム別に座席を別け、各自で作ってもらい、特に作りたいゲームがない子はコチラで用意したお題に沿って作りました。また、最後希望者のみ発表してもらいました。
経験者コレをベースにどんなゲームができるのかを考えてもらった(動画)
子ども達の反応
初心者コースに関してはあまりちゃんと見れてないのですが、講師の青柳さんが色々アレンジを加えており楽しそうでした(結果はアンケートにも出ていました)。
こちらのコースでは休憩前に子どもたちに「(良かったら)ココまでの様子をお父さんお母さんに見てもらおう」の時間を設けました。保護者の方の座席は後方なのでいつもは子供たちの様子はほとんど見れないのですが、お父さん/お母さん/弟妹に説明して恥ずかしがりつつも何だか得意げで嬉しそうでした。
経験者に関しては、従来までは「お題」に関しての作り方を皆一緒のペースでやっていたのですが、これだと早い遅いが出てきてしまい早い子はどうしても暇になっていました。今回は自分が作りたいジャンルの作品を自分のペースで作れたため、集中力もあり楽しそう(=時間が足りない)でした。
途中、グループ内で作品の交換を行い、更なるアレンジを加えてもらったのですが、一方は上手くいき、一方はこちらが想定している結果にはなりませんでした。
上手く行ったのはスタッフとして入ってもらっている6年生のTaku君が周りに話しかけ良い感じに交流が生まれ修正やアレンジが入り、行かなかったのはコチラが強制的に促してみた方 w。スタッフ(強制的ではない)が全員参加者と同世代だったら違う形の良い物ができるんだろうなぁ。おっさんには一緒のレベルで交流はできないので、なんとか手を変え良い感じにしていきたいところです。
アンケート結果では全員が凄く面白かった/面白かったで、初心者・経験者ともに半数以上が少し短かった/短かったと答えており(2.5時間のワークショップ)満足度は高く感じました。
Scratchカードミニ
初心者コースでは「家に帰ってからもやって欲しいなぁ」と言う思いから、最後 希望者に無料でScratchカードのミニサイズの物を手渡しでプレゼントしました。
内容はScratchカードひらがな版を名刺サイズに編集→印刷したもの。若干小さいですが文字もちゃんと読めます。
Scratchカードは全部で12枚あり、普通にカラー印刷するとそれなりにコストがかかりますが、ネットで発注できるオンデマンド名刺印刷サービスを使うとセール時で両面カラー100部で500円を切る値段で印刷可能です。
今回使った入稿用データ(プリントパック用)を置いておきます。よろしければお使いください(このまま発注が可能です)
https://drive.google.com/file/d/0B1Ah8_zzgnLrazBsOXBBSUFOdFk/view?usp=sharing
元データは公式ページの日本語(ひらがな)を使用しています
http://wiki.scratch.mit.edu/wiki/Scratch_Support_Materials
プリントパック(名刺印刷)
http://www.printpac.co.jp/
最後に
音を出したりマイクを使った作品作りは賑やかで盛り上がり、やってる方も楽しいです。
プログラミング自体は書籍も多くなり、やる気になれば1人で家でもできますが、「ワークショップに来るからこそできる体験」と言うのを1つでも多く作りたいなぁと思っています。
参加してくれたメンバーの皆さん、参加者の皆さんどうもありがとう。次回は未経験者のみ対象で1月にアニメーション作りを行います。プロジェクター4台を使って展示する予定ですが、まだ詳細は未定です。
こちらもどうぞ
メンバーの坂さんの記事。ワークショップ中の動画が幾つか掲載されています。
- Scratchとマイクを使ったゲームを作ろう!三重の子供向けプログラミングワークショップLittle Coder Mieの話(次回予告つき)
http://blog.genies.jp/2015/11/little-coder-mie.html